経済

アニメ

AIが人を操る未来

久々に物恐ろしい新聞記事を読みました。日経新聞の「人知超すAIは人を操る ゴッドファーザーが語る脅威」と題する記事です。「AI研究のゴッドファーザー」として知られるトロント大学のジェフリー・ヒントン名誉教授が、取材に応じた記事ですが、同教授...
生物

緑の黄金・アボカド

大人気の美容・健康フードとして、サラダやグラタンなどさまざまなレシピで楽しまれるアボカド。アボカドが注目され始めたきっかけは、1997年にアメリカがメキシコ産アボカドの輸入を解禁したことだったと言われています。これにより、急速にアメリカ市場...
歴史

水と化石と資本主義

地球温暖化や気候変動は年々深刻度を増しています。石炭・石油等の化石燃料の利用を抑制し、二酸化炭素の排出削減を急ぐべく、各国が躍起になっていますが道半ばです。危機が顕在化してから急に慌て始めるのは、人類のお約束みたいなものですし、地球文明も事...
哲学

ブータンとエクアドル

そもそも国家とは一体何でしょうか。旧石器時代には国家はありませんでした。人類史上最古の国家がいつ成立したかは不明ですが、集約的な農耕による集住が進んでいた古代メソポタミアにおいて、紀元前3300年頃にはウルク市等の都市国家が誕生したと考えら...
心理学

メリトクラシー

「メリトクラシー」は、「メリット」 (merit: 実績、能力)と「クラシー」 (cracy: 支配、統治) という二つの英語を組み合わせた造語で、簡単に言えば「能力主義」や「実績主義」のことです。前近代社会は身分制社会でしたので、社会的地...
哲学

鯨と豚の境界線

英国の小説家サミュエル・バトラーは「食する為に養っている動物と仲良くできる動物は人間だけだ」という言葉を残しました。人間は家畜である牛・馬・豚・羊・鶏と仲良くもしますが、食べることもします。現在では社会的分業が進んだことで、殆どの人間には家...
哲学

ルパン三世は何を盗んだのか

小さい頃からルパン三世が好きで、よくアニメを見ていました。彼は絵画等の芸術作品もよく盗んでいましたが、贋作も作品中に度々登場しています。偶に疑問に思うのは、本物の芸術作品と見分けのつかない贋作も芸術ではないのかということです。人間の目で真贋...
社会学

「スモール・イズ・ビューティフル」と資本主義

「スモール・イズ・ビューティフル」は、イギリスの経済学者シューマッハーによって執筆された経済学に関するエッセイ集です。現代の物質主義や消費主義を批判し、環境問題に取り組むことの重要性を訴え、世界的なベストセラーになりました。イギリス政府の経...
宗教

資本主義的サンタクロース火あぶり事件

1951年12月23日、フランスのディジョンで、聖職者達が子供たちの目の前でサンタクロースの人形を火あぶりにするというショッキングな事件がありました。構造主義の盟主である人類学者のクロード・レヴィ=ストロースは、この事件について、「火あぶり...
歴史

ケインズの余暇社会とブルシット・ジョブ

経済学部出身者であれば誰でも知っているイギリスの経済学者ケインズが、1930年に発表したエッセイのなかで、「余暇社会」について言及しています。技術の進歩と生産性の向上により、人々は一日3時間だけ働けば生活できるようになる「余暇社会」が100...