科学

バイアス

「現在バイアス」と「最遠平面」

今100万円貰える権利と、1ヶ月後に101万円貰える権利の何れかを選べるとしたら、どちらを選ぶでしょうか。恐らくは今貰う人が大宗だと思います。それでは、1年後(12ヶ月後)に100万円貰える権利と、1年1ヶ月後(13ヶ月後)に101万円貰え...
歴史

巨大トンボ・メガネウラと人類

昆虫のトンボが、鳥のカモメ位の大きさであったなら、さぞかし驚愕するだろうと思います。約3億年前の石炭紀には、肉食の巨大トンボが我がもの顔で空を飛び回っていました。その名をメガネウラと云います。「巨大な翅脈を持つもの」という意味だそうです。全...
生物

人類と昆虫

最も繁栄している生物とは何でしょうか。生物の既知の総種数は約175万種で、このうち昆虫は100万種、哺乳類は約6,000種、鳥類は約9,000種、維管束植物は約27万種となっています。繁栄の度合いを測る指標にも様々あると思いますが、種数にお...
アニメ

スペース・ガード(Space Guard)

SF映画や宇宙に関するドキュメンタリーを鑑賞しつつ壮大な宇宙に思いをはせていると、地球という小さな惑星で起きている様々なことが些末なものに思えてくることがあります。こんな小さな球体のうえで一体何をいがみ合っているのかと。我々がいがみ合ってい...
哲学

AIが変える思考と文化

私はキリスト教徒ではないですが、期せずして牧師の説教を聞いたことがあります。正直言って中身はよく分かりませんでしたが、興味が無かった訳ではありません。AIの進化により、欧州ではAI牧師が誕生したとのニュースを見ました。キリスト教だけではあり...
歴史

飛蝗と人類

イギリスの古典派経済学者マルサスは、産業革命期の人口増加に直面してその動向を分析し、1798年に『人口論』を著しました。そのなかで有名な「人口は幾何級数的に増加するが、食糧は算術級数的にしか増加しない」という命題を打ち出しました。食糧供給が...
バイアス

タイポグリセミアとエレクトロハーモニクス

例えば「はめじしまて」という文字列を見た場合、 多くの人は「はじめまして」と認識します。我々の脳は、中間の文字が若干入れ替わっていても、単語の最初と最後の文字が正しい位置にある場合には、正しい単語として認識する傾向があります。どうしてこんな...
幸福

エントロピー増大と整理整頓

エントロピー増大の法則とは物理学における熱力学第二法則に関連する概念ですが、簡単に言えば、物事は放っておくと乱雑・無秩序・複雑な方向に向かい、自発的に元に戻ることはないということです。日常的に見られる物理現象としては、コーヒーにミルクを入れ...
孤独

眉と白目

人間ほどはっきりとした眉を持つ動物はいません。また、人間ほど白目の割合が大きい目を持つ動物もいません。眉と白目は人間の特徴的なパーツと言えます。最も人間に近いと言われるのはチンパンジーとボノボですが、彼等には人間の様な眉も広い白目もありませ...
文学

「沈黙の春」と生物多様性

大ベストセラーSF小説「三体」については、Netflixで実写版が制作されましたので、早速視聴してみました。非常に面白かったのですが、作品のなかでレイチェル・カーソンの「沈黙の春」が度々引用されていたのが印象的でした。「沈黙の春」は、人類が...