心理学 二分法の誤謬に気を付けよう 「二分法の誤謬」とは、実際には複数の選択肢や解があるにも拘らず、二つの選択肢しか無いという前提で議論を進めてしまうことです。日常生活のなかで、頻繁に出くわします。例えば霊感商法・開運商法を考えてみます。「先祖のたたりで不幸になる」「これを購... 心理学社会学進化論
哲学 賢馬ハンス(実験者効果) 賢馬ハンスは、19世紀末から20世紀初頭のドイツで話題になった馬です。ハンスは、人間の言葉が分かり、数学の計算ができるとして当時大きな注目を浴びました。飼い主によるとハンスは加減乗除と分数が出来、時間も日付も分かり、音階も理解していて、さら... 哲学心理学生物社会学神話
孤独 寝そべり族と三放世代 世界中の若者達が苦悩しています。中国では経済の停滞に伴い、若者は就職や労働を通じた将来の見通しが立ちにくくなっており、若者の間に「寝そべり族」、または「躺平主義」(タンビン主義)という社会現象が起きています。また、韓国では「三放世代」と呼ば... 孤独心理学社会学経済
哲学 青信号の謎 青信号は、どう考えても緑色ですよね。多くの人がそう思っている筈ですが、何故か「青信号」という言葉を受け容れています。自分自身、幼少期に疑問を持った記憶があるのですが、何故受け容れているのか分かりません。「青信号は緑だけど青というのが普通なの... 哲学心理学歴史社会学
哲学 樽の中のワイン(集団的無責任) 「樽の中のワイン」という面白い寓話があります。山奥のユダヤ人の村に、新しいラビ(ユダヤ教の宗教指導者)が着任することになり、村人たちは祝いの宴を開くことにしました。教会の中庭に空の樽を用意し、前日までに村人それぞれが一瓶分のワインを樽の中に... 哲学心理学社会学
生物 緑の黄金・アボカド 大人気の美容・健康フードとして、サラダやグラタンなどさまざまなレシピで楽しまれるアボカド。アボカドが注目され始めたきっかけは、1997年にアメリカがメキシコ産アボカドの輸入を解禁したことだったと言われています。これにより、急速にアメリカ市場... 生物社会学経済
歴史 水と化石と資本主義 地球温暖化や気候変動は年々深刻度を増しています。石炭・石油等の化石燃料の利用を抑制し、二酸化炭素の排出削減を急ぐべく、各国が躍起になっていますが道半ばです。危機が顕在化してから急に慌て始めるのは、人類のお約束みたいなものですし、地球文明も事... 歴史社会学経済
文学 ジョージ・オーウェルの動物農場 ディストビア小説の金字塔「1984年」の著者であるジョージ・オーウェルは、「動物農場」という作品も書いています。ソビエト連邦の歴史とスターリン体制を風刺した小説として有名です。米ソ冷戦時に、CIAは「エイディノソー作戦」と称して、この小説の... 文学歴史社会学
心理学 ソマティック・マーカー仮説 ソマティック・マーカー仮説は、意思決定プロセスにおいて、情動的な身体反応(ソマティック・マーカー)が重要な役割を果たすとする理論です。この仮説は、神経科学者アントニオ・ダマシオによって提唱されました。例えば、ポーカーのゲームにおいて、プレイ... 心理学生物社会学
哲学 ブータンとエクアドル そもそも国家とは一体何でしょうか。旧石器時代には国家はありませんでした。人類史上最古の国家がいつ成立したかは不明ですが、集約的な農耕による集住が進んでいた古代メソポタミアにおいて、紀元前3300年頃にはウルク市等の都市国家が誕生したと考えら... 哲学社会学経済