哲学 ピダハン族と幸福 ピダハン族とは、アマゾンの熱帯雨林に居住する少数民族です。狩猟採集生活を送り、外部との目立った交流はなく、現存するどの言語とも類縁関係がない独自の言語「ピダハン語」を使用しています。文化人類学者の間では「世界一幸せな民族」と言われているそう... 哲学幸福映画社会学進化論
ディストピア 猿蟹合戦(芥川龍之介版) 日本の民話である「猿蟹合戦」と言えば、ずる賢い猿が蟹を騙して殺害し、殺された蟹の子供に仕返しされるという話です。猿の意地悪に困っていた仲間達と敵討ちを決行しますが、地方によっては仲間達にバリエーションがあります。栗と臼と蜂と牛糞が一般的です... ディストピア文学歴史社会学
映画 パナマ運河とインドラの網 パナマ運河は、中米のパナマ地峡を開削して太平洋と大西洋を結んでいる閘門式運河で、スエズ運河と並ぶ最重要運河ですが、深刻な旱魃による水位の低下により、航行が滞る事態になっているとの報道がありました。異常な旱魃の頻度が高まっており、気候変動問題... 映画歴史社会学経済
生物 人類と昆虫 最も繁栄している生物とは何でしょうか。生物の既知の総種数は約175万種で、このうち昆虫は100万種、哺乳類は約6,000種、鳥類は約9,000種、維管束植物は約27万種となっています。繁栄の度合いを測る指標にも様々あると思いますが、種数にお... 生物社会学科学進化論
孤独 恥ずかしさは人間だけの感情 恥ずかしさを示す表現には様々あります。「赤面する」「穴があったら入りたい」「身の置き所がない」「慙愧に堪えない」「忸怩たる思い」等が思い当たりますが、共通しているのは人間だけに用いられる表現だということです。「赤面する犬」とか「転愧する猿」... 孤独幸福心理学文学社会学進化論
バイアス 電車の端の席に座る 電車に乗った際、通常のロングシートは7人掛けですが、端の席に座る人が多いと思います。また、端の席が空くと、他人を押しのけてでも猛ダッシュで端の席を取りにくる人もいます。私も空いていれば、端の席を選ぶことが多いですが、何故でしょうか?偶に思う... バイアス孤独心理学社会学
バイアス 「空気」なるものと日本人 日本では日常的に「空気を読め」と言われます。外国人と違ってはっきり言わない国民性もあるので、「空気」を読み違えて辛い目にあうことも頻繁にあります。「空気」と言えば、1977年に発表された山本七平の『「空気」の研究』が有名ですが、このなかで、... バイアス宗教心理学社会学
歴史 類人猿とヒトと平和 私も含めて殆どの方は、チンパンジーとボノボの区別がつかないと思います。何れもヒトに最も近い類人猿と云われていますが、ボノボとチンパンジーの共通祖先とヒトの祖先は600万~700万年前に分かれ、100万~200万年前にボノボとチンパンジーの祖... 歴史生物社会学進化論
哲学 四十八茶百鼠と差異 「四十八茶百鼠」とは、江戸時代に沢山の茶色や鼠色が存在したことを表す言葉です。四十八や百というのは種類が多いことを形容する表現であり、実際には更に多くの種類の茶色や鼠色が存在したと云われています。一般的には茶色も鼠色も明度が低く、彩度も低い... 哲学歴史社会学
幸福 世界幸福度とイースタリンのパラドックス 国連持続可能な開発ソリューションネットワーク(SDSN)から発表された2024年の世界の幸福度ランキングによると、全体で143の国・地域中、日本は第51位でした。自分の国ではありますが、本当に日本は不思議な国です。世界屈指の経済大国であり、... 幸福社会学経済