孤独 千の顔を持つ英雄(ジョゼフ・キャンベル) 1949年に上梓されたジョゼフ・キャンベルの「千の顔をもつ英雄」は、世界中の神話を調査・研究し、どの神話にも共通する構造があることを明らかにした神話学の名著と云われています。ジョージ・ルーカスがキャンベルの理論に大いに感動し、その英雄伝説の... 孤独幸福文学映画神話
哲学 ピダハン族と幸福 ピダハン族とは、アマゾンの熱帯雨林に居住する少数民族です。狩猟採集生活を送り、外部との目立った交流はなく、現存するどの言語とも類縁関係がない独自の言語「ピダハン語」を使用しています。文化人類学者の間では「世界一幸せな民族」と言われているそう... 哲学幸福映画社会学進化論
映画 パナマ運河とインドラの網 パナマ運河は、中米のパナマ地峡を開削して太平洋と大西洋を結んでいる閘門式運河で、スエズ運河と並ぶ最重要運河ですが、深刻な旱魃による水位の低下により、航行が滞る事態になっているとの報道がありました。異常な旱魃の頻度が高まっており、気候変動問題... 映画歴史社会学経済
アニメ スペース・ガード(Space Guard) SF映画や宇宙に関するドキュメンタリーを鑑賞しつつ壮大な宇宙に思いをはせていると、地球という小さな惑星で起きている様々なことが些末なものに思えてくることがあります。こんな小さな球体のうえで一体何をいがみ合っているのかと。我々がいがみ合ってい... アニメ文学映画生物科学
哲学 「無印良品」と「マトリックス」とボードリヤール 「無印良品」と映画「マトリックス」には実は共通点があります。どちらもフランスの哲学者・思想家ジャン・ボードリヤールの思想に触発されて誕生しています。「無印良品」は、セゾングループ代表だった堤清二氏が、ボードリヤールの主著「消費社会の神話と構... 哲学心理学映画社会学経済
バイアス 「根本的な帰属の誤り」とハリポタのマルフォイ 「根本的な帰属の誤り」とは、認知バイアスの一種で、人々が他者の行動を説明する際に、その人の性格や意図などの内的要因を過剰に重視し、状況や外的要因を軽視する傾向を指します。具体例を挙げると以下があります。遅刻:人が遅刻したとき、その人の怠惰な... バイアス孤独心理学映画生物社会学
文学 「地獄の黙示録」とコンゴ自由国 1979年のフランシス・フォード・コッポラ監督の映画「地獄の黙示録」は、ベトナム戦争を舞台にしたアメリカ映画ですが、原作があります。原作はイギリス人小説家ジョゼフ・コンラッドの「闇の奥」ですが、実は舞台はベトナムではなくアフリカのコンゴです... 文学映画歴史経済
文学 「沈黙の春」と生物多様性 大ベストセラーSF小説「三体」については、Netflixで実写版が制作されましたので、早速視聴してみました。非常に面白かったのですが、作品のなかでレイチェル・カーソンの「沈黙の春」が度々引用されていたのが印象的でした。「沈黙の春」は、人類が... 文学映画歴史生物科学進化論
哲学 五感の不思議(マガーク効果) 人間の五感には、時に不思議な現象が起こります。例えば、マガーク効果は、視覚情報と聴覚情報が一致しない場合に起こる錯覚現象の一つです。具体的には、口の動き(視覚情報)と音声(聴覚情報)が一致しない場合、視覚情報が聴覚情報に影響を与えることで、... 哲学心理学映画生物科学進化論
アニメ フリーレン現象 不老長寿の存在との共生をテーマとした作品を三つほど視聴しました。具体的には、「葬送のフリーレン」、「さよならの朝に約束の花をかざろう」、「江戸前エルフ」です。「葬送のフリーレン」では、主人公のフリーレンは、1000年は軽く生きる長命種のエル... アニメ哲学孤独心理学映画生物社会学