哲学 ビュリダンのロバ 「ビュリダンのロバ」は、中世ヨーロッパの哲学者ジャン・ビュリダンの名前に因んだ思考実験です。空腹状態のロバが、2つに分かれた道の真ん中に立っています。両方の道の先には、同じ量で同じ質の干し草があります。どちらを選んでも、干草までの距離は同じ... 哲学心理学社会学
哲学 利己と利他 利己とは自分の利益だけを大事にして他人のことは考えないことであり、利他とは自分を犠牲にしても他人の利益を図ることとされています。利己的過ぎても嫌われますし、利他的過ぎても損をします。結局は中庸が大事ということなのかもしれません。そもそも絶対... 哲学心理学社会学進化論
哲学 惑星ソラリス 「惑星ソラリス」は1972年にアンドレイ・タルコフスキー監督によって旧ソ連で映画化された後、スティーブン・ソダーバーグ監督によって2002年にリメイクされた作品です。舞台は、不可思議な海で覆われた惑星ソラリスです。主人公ケルビンは惑星上空に... 哲学孤独心理学映画科学進化論
哲学 犯罪とルドヴィコ療法(時計じかけのオレンジ) スタンリー・キューブリック監督の映画「時計じかけのオレンジ」に、「ルドヴィコ療法」という架空の科学的犯罪治療法が出てきます。主人公のアレックスは、自由奔放に暴力行為や犯罪を楽しんでおり、無軌道な生活を送っていましたが、とある殺人事件を起こし... 哲学心理学映画社会学
哲学 ギュゲスの指輪 絶対に誰にもバレずに悪事をはたらくことが出来るとしたら、人間はどういう行動をとるでしょうか。誰もいない交差点で信号無視して横断歩道を渡るくらいのことは、やったことがある方も多いと思いますが、凶悪な犯罪の場合はどうでしょうか。プラトンの対話篇... 哲学宗教心理学歴史社会学神話
哲学 黄金律 新約聖書のマタイ福音書にある山上の垂訓の一節に「すべて人にせられんと思うことは人にもまたそのごとくせよ」とあります。所謂「黄金律」です。要するに、「他人から自分にしてもらいたいと思うような行為を人に対してせよ」ということです。倫理的な行動原... 哲学宗教心理学社会学
哲学 チューリング・テストと癒しロボット チューリング・テストとは、イギリスの天才数学者アラン・チューリングが1950年に提案した、人工知能(AI)が人間のように思考する能力を持っているかを評価するためのテストです。チューリングは、ナチスドイツのエニグマ暗号の解読に成功したことでも... 哲学心理学生物科学進化論
哲学 菊と刀(ルース・ベネディクト) 「菊と刀」は、アメリカの文化人類学者ルース・ベネディクトが日本文化について著した本です。彼女は、アメリカが第二次世界大戦に参戦するにあたって戦争情報局に招集され、日本班チーフとなりましたが、その時に纏めた報告書を基に本書を執筆しました。欧米... 哲学心理学文学歴史社会学
哲学 差別と無知のヴェール 世界は差別で溢れています。歴史を学べば分かるように、太古の時代からずっとそうです。差別が無益であり、倫理にもとる行為であると皆理解している筈ですが、無くなる気配はありません。ドイツの鉄血宰相ビスマルクは、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ... 哲学孤独心理学文学歴史社会学
哲学 朝三暮四とマシュマロテストと死 「朝三暮四」という四字熟語があります。表面的な相違や利害にとらわれて結果が同じになることに気が付かないこと、うまい言葉で人をだますこと等を意味する言葉ですが、中国の故事が元になっています。中国の春秋時代の宋にいた狙公(猿回し)は、飼っていた... 哲学心理学