心理学

バイアス

ギャンブラーの誤謬

競馬や競輪やパチンコ、ギャンブルにもいろいろありますが、何回も負けているのに「そろそろ勝ちそうな気がする」といってギャンブルにのめり込む人がいます。また神社のおみくじで、何回も連続して大凶が出ると、次回こそは大吉が出ると思ってしまうこともあ...
哲学

人間と動物の間(バタイユ)

人間には他の動物には無い幾つかの特徴があります。キーワードは「労働」「死」「性活動」です。例えば以下のようなものがあります。・労働を行う。・死者を埋葬する。・性活動に恥じらいを感じ、性器を隠す為のパンツを穿く。毎日会社に通勤する動物はいませ...
バイアス

藁人形論法

藁人形論法(ストローマン論法)は、相手の主張を正確に捉えずに歪めたり、単純化したりして反論する論証の誤りのことです。例えば以下の例があります。A:子どもが道路で遊ぶのは危険だと思う。B:そうは思わない。なぜなら子どもが屋外で遊ぶのは良いこと...
アニメ

「スタンド・アローン・コンプレックス」と「マルチチュード」

日本の傑作アニメ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」のなかで、「笑い男事件」という事件が出てきます。オリジナルの笑い男が不在のまま、模倣者の群れが一人歩きを始める現象が起きます。主人公の草薙素子は、そうした一連の現象に対し...
バイアス

リンダ問題

合接の誤謬(もしくは連言錯誤)とは、一般的な状況よりも、特殊な状況の方が、可能性が高いと誤判断することです。「リンダ問題」としても知られています。リンダは31才、独身、率直な性格で、とても聡明な女性です。大学では哲学を専攻しました。学生時代...
哲学

エリック・ホッファーの生き様

偶々読書をしていて、エリック・ホッファー(1902-1983)という、アメリカの社会思想家・哲学者のことを知りました。在野の研究者というだけでなく、その生き様が非常に興味深い人物です。独学で思索を深めた哲学者であり、労働者階級の背景を持ちな...
バイアス

滑りやすい坂論法

「滑りやすい坂論法」という論理的な誤りがあります。これは、ある行動や決定が連鎖的に悪化し、最終的に望ましくない結果に至ると主張する論理的な誤りです。この論法は、初めの一歩が取られると、制御不能な一連の出来事が起こるという仮定に基づいています...
哲学

太宰治と浦島太郎

「浦島太郎」は、日本で最もよく知られた物語です。浦島太郎は苛められている亀を助けたところ、お礼に竜宮城に連れて行かれます。竜宮城では美しい乙姫にもてなされ、豪華なごちそうや音楽とともに楽しい日々を過ごします。しばらくたって母親のことが心配に...
心理学

二分法の誤謬に気を付けよう

「二分法の誤謬」とは、実際には複数の選択肢や解があるにも拘らず、二つの選択肢しか無いという前提で議論を進めてしまうことです。日常生活のなかで、頻繁に出くわします。例えば霊感商法・開運商法を考えてみます。「先祖のたたりで不幸になる」「これを購...
哲学

賢馬ハンス(実験者効果)

賢馬ハンスは、19世紀末から20世紀初頭のドイツで話題になった馬です。ハンスは、人間の言葉が分かり、数学の計算ができるとして当時大きな注目を浴びました。飼い主によるとハンスは加減乗除と分数が出来、時間も日付も分かり、音階も理解していて、さら...