哲学 トルストイと人間の真価 「戦争と平和」「アンナ・カレーニナ」「復活」等で知られるロシアの文豪トルストイは、人間の真価に関して1つの名言を残しています。世界的文豪が、人間の真価を数式で表現している点が興味深いです。 「人間の真価は分数のようなものだ。分母は自己の評価... 哲学心理学文学
バイアス 「現在バイアス」と「最遠平面」 今100万円貰える権利と、1ヶ月後に101万円貰える権利の何れかを選べるとしたら、どちらを選ぶでしょうか。恐らくは今貰う人が大宗だと思います。それでは、1年後(12ヶ月後)に100万円貰える権利と、1年1ヶ月後(13ヶ月後)に101万円貰え... バイアス哲学心理学生物科学経済
孤独 恥ずかしさは人間だけの感情 恥ずかしさを示す表現には様々あります。「赤面する」「穴があったら入りたい」「身の置き所がない」「慙愧に堪えない」「忸怩たる思い」等が思い当たりますが、共通しているのは人間だけに用いられる表現だということです。「赤面する犬」とか「転愧する猿」... 孤独幸福心理学文学社会学進化論
バイアス 電車の端の席に座る 電車に乗った際、通常のロングシートは7人掛けですが、端の席に座る人が多いと思います。また、端の席が空くと、他人を押しのけてでも猛ダッシュで端の席を取りにくる人もいます。私も空いていれば、端の席を選ぶことが多いですが、何故でしょうか?偶に思う... バイアス孤独心理学社会学
バイアス 「空気」なるものと日本人 日本では日常的に「空気を読め」と言われます。外国人と違ってはっきり言わない国民性もあるので、「空気」を読み違えて辛い目にあうことも頻繁にあります。「空気」と言えば、1977年に発表された山本七平の『「空気」の研究』が有名ですが、このなかで、... バイアス宗教心理学社会学
バイアス タイポグリセミアとエレクトロハーモニクス 例えば「はめじしまて」という文字列を見た場合、 多くの人は「はじめまして」と認識します。我々の脳は、中間の文字が若干入れ替わっていても、単語の最初と最後の文字が正しい位置にある場合には、正しい単語として認識する傾向があります。どうしてこんな... バイアス哲学心理学科学
哲学 性善説・性悪説・性弱説 最近、会社で「性弱説」という言葉を聞くことが多くなりました。定義についてはいろいろと云われていますが、大雑把に纏めると「人間の基本的な性質は善であるが、脆く弱い存在でもあり、状況によっては悪いことをしてしまう」ということかと思います。孟子の... 哲学心理学歴史進化論
幸福 アインシュタインの授業 9×10=91? 相対性理論でお馴染みのアインシュタイン先生について、興味深いエピソードを聞きました。とある授業でのことです。アインシュタイン先生が黒板に掛け算の九の段を書き始めました。「9×1=9、9×2=18、9×3=27・・・」と順番に書き進めていき、... 幸福心理学歴史
幸福 エントロピー増大と整理整頓 エントロピー増大の法則とは物理学における熱力学第二法則に関連する概念ですが、簡単に言えば、物事は放っておくと乱雑・無秩序・複雑な方向に向かい、自発的に元に戻ることはないということです。日常的に見られる物理現象としては、コーヒーにミルクを入れ... 幸福心理学生物科学
哲学 純粋持続と自由(ベルクソン) 若い頃は時間が無限にあるように感じて、随分と怠惰に過ごしていたような気もします。半世紀以上も生きてくると、ふとした時に時間とは一体何なのかについて考える場面が増えてきたように思います。病気や老いや死というものをリアルに感じるようになったから... 哲学幸福心理学