幸福

孤独

千の顔を持つ英雄(ジョゼフ・キャンベル)

1949年に上梓されたジョゼフ・キャンベルの「千の顔をもつ英雄」は、世界中の神話を調査・研究し、どの神話にも共通する構造があることを明らかにした神話学の名著と云われています。ジョージ・ルーカスがキャンベルの理論に大いに感動し、その英雄伝説の...
哲学

ピダハン族と幸福

ピダハン族とは、アマゾンの熱帯雨林に居住する少数民族です。狩猟採集生活を送り、外部との目立った交流はなく、現存するどの言語とも類縁関係がない独自の言語「ピダハン語」を使用しています。文化人類学者の間では「世界一幸せな民族」と言われているそう...
孤独

恥ずかしさは人間だけの感情

恥ずかしさを示す表現には様々あります。「赤面する」「穴があったら入りたい」「身の置き所がない」「慙愧に堪えない」「忸怩たる思い」等が思い当たりますが、共通しているのは人間だけに用いられる表現だということです。「赤面する犬」とか「転愧する猿」...
幸福

ピカソのギネス世界記録

20世紀を代表する画家であるパブロ・ピカソは、『アビニョンの娘たち』や『ゲルニカ』などの革新的な作品で知られています。91歳で没するまで驚異的な創造力を発揮し続けた不世出の天才とも言われますが、78年間の画家生活を通じて約1万3500点の絵...
哲学

AIが変える思考と文化

私はキリスト教徒ではないですが、期せずして牧師の説教を聞いたことがあります。正直言って中身はよく分かりませんでしたが、興味が無かった訳ではありません。AIの進化により、欧州ではAI牧師が誕生したとのニュースを見ました。キリスト教だけではあり...
幸福

イソップ寓話とエピソード記憶

誰もが幼い頃から慣れ親しんだイソップ寓話の歴史は意外と古く、紀元前6世紀頃に古代ギリシャの物語作家であるアイソーポスによって語られたとされています。イソップとはアイソーポスのことです。有名な寓話としては、「アリとキリギリス」「キツネと葡萄」...
哲学

堕落論(坂口安吾)

太宰治と並び「無頼派」と呼ばれた作家・坂口安吾の作品に『堕落論』『続堕落論』があります。太平洋戦争敗戦直後、未曾有の国土荒廃と既存の価値観の崩壊に直面していた日本に衝撃を与えたとされる作品です。作品のなかで「生きよ、堕ちよ」と説き、「堕落」...
哲学

人間とは何か? (マーク・トウェイン)

「人間とは何か?」は、「トム・ソーヤーの冒険」で有名なアメリカの文豪マーク・トウェインが、死の四年前に匿名で遣した作品です。「トム・ソーヤーの冒険」と同じ作者の作品とは思えない衝撃の内容でした。冒頭から「人間とは機械である」というぶっ飛んだ...
幸福

「死んだふり」という戦術

実際に効果があるのかは分かりませんが、昔は熊に出くわしたら「死んだふり」をすると良いなどとよく言われました。これに限らず、会議中に「死んだふり」をして意見を求められないようにする人をよく見かけます。少し気になって「死んだふり」について調べて...
幸福

アインシュタインの授業 9×10=91?

相対性理論でお馴染みのアインシュタイン先生について、興味深いエピソードを聞きました。とある授業でのことです。アインシュタイン先生が黒板に掛け算の九の段を書き始めました。「9×1=9、9×2=18、9×3=27・・・」と順番に書き進めていき、...